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ご挨拶    

  2019年の年次大会は「相対主義のジレンマの先へ:多文化シナジーの実現に向けて」をテーマに、11月15日(金)~17日(日)、東京未来大学で開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 

   基調講演スピーカーのDr. Milton Bennettは、2017年3月の関東地区研究会主催による研修会でも講師を務めて下さいました(details here)。この会史上最大の参加者が集まって大盛況でした。このときの終わりに、相対主義の次の段階に触れるお話があり、私たちの生きる現実が集団的な選択により構成されていること、意識を伴ったコミットメントが実際の現実社会を創り出すこと、自覚と責任を持って叶えたい未来やリアリティを志向し選択する主体としての意識を発達させること、等が語られました。参加者から「続きをもっと」というお声をいただいたことがきっかけとなり、本大会での企画が生まれました。

  今回はまた、スペシャルセミナーとしてDMISセミナー (DMIS: 異文化感受性発達モデル)も開催いたします。1986年の発表以来、多くの分野で関心が寄せられている理論です。ご本人による解説を聞く大変貴重な機会ですのでこちらも奮ってご参加下さい。

  パネルディスカッションは「多文化関係学と私とのつながり:研究・教育における具体的な展開」です。多文化関係学を客観的に対象化せず、わたくし事として研究と教育にどうつながって展開されているかを探ります。参加者の皆様にも自分の場合はどうかと話し合って頂く時間を設けます。

  新しい試みとしましては、懇親会の代わりに1時間だけ気軽にネットワーキングできる「ハッピーアワー」と、その後も引き続きシナジャイズ(synergize)を楽しめる「うまいもの×私たち×Bennett」つまりは「居酒屋交流会 with Bennett」を企画しました。

  最後に、私とDr. Bennettとのつながりを少しだけご紹介させてください。Dr. BennettはPortland State UniversityのSpeech Communication 研究科での私の恩師です。30年程前になりますが、"Consciousness and Culture"や"Intercultural Communication Workshop (院生がトレーニング法を学び翌週の学部授業でファシリテートする)"等のユニークな授業に、目を輝かせた学生達が集まって来ていました。Peter L. BergerとThomas Luckmannの"The Social Construction of Reality"を読み構成主義について学んだ時は、私の中のパラダイム・シフトに興奮したことを覚えています。また私たちの意識や現実構築のあり方が違いと出会ったときの経験を捉えた、「DMIS(異文化感受性発達モデル)」にも興味がつきず、今この時代において役に立つ理論ではないかと改めて考えています。

  Bennett×多文化関係学会」にどのようなシナジーが生まれるかわくわくします。この出会いが今後の多文化関係学の発展にも貢献することを心より願います。 

   会場の東京未来大学はドラマ「3年B組金八先生」でお馴染み「桜中学校」のロケ地であった「足立区立第二中学校」の跡地を活用して建てられました。最寄りの堀切駅を降りると目の前にある駅近な大学です。反対側には荒川の土手が広がり、金八先生のオープニングが懐かしく思い出されます。こちらも是非お楽しみに足をお運び下さい。

第18回年次大会委員長  山本 志都

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準備委員会構成 2019 Conference Committee
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大会副委員長

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東京未来大学

田中真奈美先生の研究室にて

山本 志都 (東海大学) HP・広報・居酒屋交流会担当

田中 真奈美 (東京未来大学) 会場・ハッピーアワー担当

馬場 智子 (岩手大学) プログラム担当

石黒武人 (武蔵野大学) 企画担当

横溝 環 (茨城大学) 予算・会計担当

岡部 大祐 (順天堂大学) 名簿・受付担当

  紹介順: 写真手前左より反時計回り

 

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委員

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委員

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大会委員長

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