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Japan Society for Multicultural Relations 2019 Conference
多文化関係学会第18回年次大会
東京未来大学
2019年11月15日(金)、16日(土)、17日(日)
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皆様のおかげで大会は無事に終了しました。ありがとうございました。
Bennett博士のDMISセミナーと基調講演の当日資料および参加者による報告書、パネルディスカッションのブレイン・ライティングの結果を公開しています。
パネル・ディスカッション
多文化関係学と私のつながり
~ 研究・教育における具体的な展開 ~
ディスカッサント: 岡部大祐氏(順天堂大学)、馬場智子氏(岩手大学)
レスポンダント: 抱井尚子氏(青山学院大学)、松永典子氏(九州大学)
コーディネーター: 石黒武人氏(武蔵野大学)、山本志都氏(東海大学)
ブレイン・ライティングに寄せられた参加者のコメント
今回のパネル・ディスカッションでは、4人のパネリストからの発表に続き参加型の「ブレイン・ライティング」セッションを行いました。ブレイン・ライティングとは発散的思考によるアイデア出しのディスカッションで有名な「ブレインストーミング」の無言書き込みバージョンです。「多文化関係学と私のつながり」について、参加者一人一人が過去をふりかえり、そして未来を見据え、相互に刺激を与え合いながら発想しました。
ブレイン・ライティングの説明と記入用シートはこちらからご覧になることができます。ブレイン・ライティングの参考文献には『ブレインライティング』(高橋誠, 2017年, 東洋経済新報社)があります。またこちらのサイトが参考になります。
パネル・ディスカッション全体のくわしい参加者レポート(学会ニュースレターに掲載)も後日こちらでご覧いただけるようにします。
ブレイン・ライティングのテーマ
多文化関係学会・多文化関係学の「ポテンシャル」:
多文化関係学会・多文化関係学がもたらしていること、これから
私に、社会に、もたらす可能性
ブレイン・ライティングで出た発想のうち参加者が選んだものを許可を得てこちらで公開しています。参加者と本学会との関わりや、今後の展開への思いが感じられます。コメントは分類せず、色や順序もランダムに掲載しています。
知的なディスカッションの場、知の創造の場を自ら求めること、創ること。
他大学の教育情報を得る場。
対人関係における様々な現象を深く理解する。
問題の捉え直しとしての学び。
個別性を深めることをいかに一般化するか。それらが社会実践や社会の課題解決につながっているかが大切。
まずは他の人の方法を真似してみるのがよいのか。お試しに。道具がたくさんあるとできるものが違うかな。
多様なゆるしの研究(宗教)
他領域との交流。
オープンに議論できる場はあっても、人の心がオープンになるかは別の話だと思える。
関係をつくっても続くことはできないかもしれない…。
量と質の双方が大切ですね。
個々の尊重→尊大、不寛容への対策をどう実現するか?
相対主義から自己調和へ。
相対主義はお互い違うよねという分離の承認にもなる現実→新たな価値をどう作る?
社会の課題や時代性を学ぶことができる。その発信により社会へ還元することの責任。
教室環境・大学の職場も公園化。得意なことはあるが、つながらないことが多い。
学会の中でフリートークセッション(1つのテーマで自由に議論する)の場があると良い。テーマを2、3用意し、関心のあるテーマごとにグループを分ける。
協働を増やす!学会がその機会を積極的に提供すること。New service
W E Bだと「対象」となる当事者の参加が可能になる。「普通に毎日生きている」人の声を聞く。
本学会が人的・知的なワクワク感を会員に提供し続ける場であり続けて欲しい。
学会が継続した研究の難しさを楽しさに変える場とも考えられる。
社会科学中心だが、人文・自然科学の知識と新たな学習が肝要である!
研究分野や方法論の多様性とflexibilityが多文化関係学会の強みとなっているのでは!?
外なる多文化と内なる多文化のズレに気づく方法。
知り合いになっただけではなく、公募して仲間を増やせるようなものがあると参加しやすい(新規)
コミュは相互作用であるので、その視点を重視し、解決策を考えること。
他領域の研究者との議論を通しての学び。
異文化コミュニケーターが創造する社会。
自分の固まった回路の解放と多角的視座からの新しい発見→BS+BRにより。
JSMRは経験の場であり、交流の場であり「いやし」の場であるという再認識
個人の研究はどのように社会とか教育とかに生かすかを考えなければならない。
仲良くできる人とできない人との差は何かをいつも考える。価値観だけなのか、他にもあるのか。
研究方法論、実践研究のあり方の勉強会の実施?
今つながらなくても、あとでつながるかもしれない。
政策にも反映できる研究ができて欲しい。
結びあわせのパターンの可能性に気づくこと。
こういう学会が存在する必要がなくなるような世の中になることを目指して進んでいけばいいのではないか→社会への発信(学会員がそれぞれ)。
知り合いを増やすきっかけづくりに運営(地区研究会、大会運営委員等)になると人脈も研究領域も広がる。
年に1度の学会誌とは別に、研究ノートをWEB上で発表し、関連領域の研究者たちから批評していただけると論文を書く際の「質」が向上すると思料する。
2年に1回程度、多文化関係学の集中講座を実施する(言語学会の夏期講座のイメージ。1日4コマ、1週間、複数科目開講)
社会への発信をどうするのか→現状では学会内だけでは足りないと思う。より有名な学会になるにはどうすればいいか考えるべき。
自分の研究方法・トピックの発展性=ヒント、エネルギーをいただく
多文化関係学会に関連していると思う現場での実践や気になった社会現象などを書き込む掲示板を作る。
スペイン語を教えていて、学生には「多様性が広がるよ」と言っているけど、どうやって「使えるようになるもの」とするかが問題
自分のこと(研究)を見つめ直す機会。
日本の教育方法を初等からどう変えていくのか?戦略的に「多数決の原則」を止められる方法は?
結ぶだけではつまらない。何か「シナジー」が欲しいなぁ。
可能性の拡張(→一般化可能な知)↔︎不可能性への配慮(一般化不可能な?知)
相互作用、関係、というワードはあまり意識したことがなかった。面白い。
Factsを重視しながら確固とした理論を発表する重要性。
ライフワークとしての研究&教育の可能性を感じた
若い人(院生)との出会い 少ないチャンス?
研究発表と自己の共通項を探す作業そのものが多文化関係相互作用促す。
人生はすべてが偶然。計画を立て過ぎると偶然が楽しめない。
補助線の引き方も多様だろうなぁ。一人で?チームで?いろいろできそうです。
お泊まりの会があるといいと思いました。
多文化関係学の「多文化」と「関係」のシナジー効果について議論する場を年次大会で設ける。
注) ブレイン・ライティング結果の発想コメントはスマホではご覧いただけません。PC版でのみ閲覧が可能です(レイアウトが保持できないため)。PC版のスクリーンショットであれば右の図をクリックすることでご覧いただけます。
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